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インシャラー Inch’Allah (God’s willing)

 はるか昔ヒットしたポップソングです。歌っているのはサルバトーレ・アダモ。もともとはフランス語で歌っていますが、世界的に大ヒットしたためでしょうか、英語のほかにもいくつかの言語でのバージョンがあるようです。ここで紹介するのは本人が歌っている英語バージョンです。インターネット上にはフランス語の歌詞を各国語に翻訳して解説しているサイトも多数あります。(ついでに、アダモはこんな歌も歌っていました。)

ここで紹介したい理由は、この歌の中には、歌がヒットした『はるか昔』と殆ど変わっていない『今』の 厳しい世界情勢、特に中東あたり、 があるからです。英語版を選択したのは、このブログが英語を扱っているからという単純な理由です。英語で似た表現に (It’s ) god’s will というのがあります。使い方はネガティブ表現で「あ~あ、仕方がない」みたいな感じです。原語のアラビア語では「神様の意思があればね」という、ネガティブにもポジティブにも使えるようです。英語でもそうですが、原語でも宗教上の神様とは全く関係ないような使い方です。アダモの歌はもう一歩踏み込んで、神様にお願いするような内容です。英語版の YouTube に、管理人の勝手な解釈を追加して・・発車しまーす。駆け込み乗車は危険です、他のサイトへ行きましょう・・・・・・

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英語の発音がよくなれば・・・?

mtfuji 絶対に英語が通じやすくなって上達するに違いない当たり前。何を今更なんて声が聞こえてきます。自分の英語が通じるかどうかは、発音だけでは決まらないと思うのですが・・・・じゃあどうするんだ?なんて質問をぶつけられそうです。でも、この問いには、答えようがありません。卵が先か鶏が先かみたいにキリがありません。中国系の人には特有の共通するアクセント(訛り)があり、韓国系の人達にも共通の訛りがあります。もちろん日本人にも特有の訛りがあるようです。それに発音と言ってもイギリス系かアメリカ系かなどと言うやっかいなこともあります。ということで、そんな大げさなことは他の人にまかせて、ここでは、母音の発音についてはなします・・・・・ 続きを読む

英語はオペラに向いてない?

ハレルヤコーラス またまた大げさなタイトルをつけてしまいました。このブログは読まれることを期待していないので、勝手気ままにやっています。例によって、ごくごく個人的な戯れ言です。音楽と言語というのは、私などがあえていうまでもなく、深い関わりがあるような気がします。伝統的な日本の音楽がファとシを持たない(ヨナ抜き)五音階であったのも、五七で区切ることが多いのも、私の耳には 日本語としてとても自然なことに聞こえます・・・などと音楽しろうとの管理人が言うまでもなく、多くの音楽に携わる人は言語と音楽は深い関係があると明言しています。でも、ここはオペラ限定といきたいところですが、ミュージカルもでてきます。
現在は、外国語のポップソングといえば、聞こえてくるのは、たいていは英語です。昔に戻ると、ドイツ語、カンツッォーネのイタリア語、シャンソンとくればフランス語などいろいろありました。ラテン音楽がはやった頃はスペイン語。時にはギリシャ語やトルコ語、ヘブライ語などといったヒットソングなどもありました。

 さて、ジャンルをクラシックに限定すると、英語で歌われて、たいていの人が知っている曲といえば、ヘンデル Georg Friedrich Händel 1685 – 1759 日本では江戸時代) のハレルヤ コーラスがあります。これは作品全体が英語で歌われています。今回は少々長いので、ここでやめるように警告しておきます。 続きを読む

N と ng のミステリー ピンポン?

ン と ング のミステリアスな関係 (Ping-pong?

letter-N1 日本語の中にあって N の音の存在は、はっきりとした地位を確保しているようには思えないのです。日本橋は 『にほんばし』 なのに、ローマ字表記では『 Nihombashi 』 と『 n 』 ではなく『 m 』に置き換えられたりしています。確かに英語表記では、b とか p の前では m とするようです。大阪市にある日本橋(にっぽんばし)はどんなローマ字表記をしているのでしょうか。市営地下鉄では M 、街の案内などは N ですね。 大阪らしく Ponbashi もありなようです。
東京には他にも有名な地名で、新宿という繁華街があります。『しんじゅく』と言うときは、意識しなくても N の音できちっと『ん』といいます。しかし、日本語の中では
多くの場合、 N を ng とする方が好まれるようです。昔の東京訛りでは『しんじく』と言っている人がたくさんいましたね。『しんじく』というときは、『 N 』ではなく、『 NG 』の音になります。 として、もっと大切に取り扱っていただけませんかというお話です。 続きを読む

N と M のミステリー ん~む

 

N M のミステリアスな関係

NN03英語と日本語では発音にずいぶん違いがありますよね。「当たり前だろうが」と思いますよね。英語の発音が難しいとか、耳に馴染み難いとか感じている人も多いと思います。私は英会話の練習をしているうちに、日本語と英語の音が違いすぎるということに気付き、がっくりと落ち込んだことがありました。もう th だの l r だのと言っている場合じゃない、と実感したからです。それまで母音の数からして違うというのは英語の参考書を読んで、うすうす頭の中にはありましたが、いざ実践という戦場で使う段になるとまるで違っていました。発音の話は別の機会にして、今回は M と  N ついてのごくつまらないお話です。 続きを読む

Greeting  その1挨拶のあれこれ

 しっかり挨拶できることはよいことです

c63e3ff82433ea03bff3e9fdfff20f3e_s 英語で挨拶するとなるとどんな言葉が思い浮かびますか? Good morning, Good afternoon,  Good evening,  Good night,  Hello,  Hi,  How are you?  なんかが一般的でしょうか。有名なビートルズの歌にも、挨拶だけを使ったヒット曲があります。Hello Goodbye という歌ですが、あのビートルズは、こんなに簡単な単語だけを集めてヒット曲にしてしまうんですね。Come together に比べたら遙かに分かりやすいですよね。さてそんな挨拶でも意外と違った使い方がされていることもあるのです。 続きを読む

Greeting その2 意外と気を使う挨拶

挨拶するにしても気を使う場合

aaa アメリカや カナダで大きな祝日といえば、まず思い浮かぶのがクリスマスですね。あとは復活祭のいわゆる Easter です。それと Thanks Giving の感謝祭です。さらにいえば、それぞれの国の独立記念日とか建国記念日ですか。クリスマスが近づく12月に入ると挨拶も当然、Merry Christmas です。これも、その人とクリスマス過ぎまで会わないときに言います。だからして、オフィスで毎日顔を合わせているときはMerry Christmas といつもいつも言っているのはおかしいので、ふだん通りの挨拶です。こうした使い方は日本語の「よいお年を」と似ています。さて、この Merry Chiristmas は、意外と使い方が難しいのです。それというのも Christmas は Christian(s) の行事だからです。日本のクリスマスの感覚からすると So what? なんていうことなのですが•••• 続きを読む

So this is Christmas

So?   So what?    Is that so?  So far

 So this is Christmas  and what have you done? と始まる、とてもポピュラーな歌があります。ここでは例によって、John Lennon の歌とは少しも関係ない so という単語についてのお話です。ゴメンナサイ。

So という単語は、日本語の「あっそう」とか「そうなんだ」などと同じように使える、便利で簡単な単語ですね。ドイツ語でも英語の so と同じように使えるようです。ドイツ語では、「Ah, So (注:英語綴りです)」と日本語の「あーそう」と全く同じ使い方なのを知った時は、思わず微笑んでしまいした。発音は、アー ゾウ と多少違いますが・・。so については、私たちも英語で 「I think so.」と言って、「私もそう思います」という意味で、すでによく使っている人も多いと推察します。

 So そのままで、「そこで」 という意味もあります。何かの話をしている流れの中で、「 So I went.」  などというと、「そんでもって、おいらは行ったわけよ」とか「だから行ったのさ」という意味で使っていますよね。
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What’s in a name Automobile 編

supercar04子供じゃあるまいし車の名前なんて

 今回は名前についての番外編として、自動車の名前を取り上げてみました。昔は、アメリカでは、日本車はアメリカ人が呼びたいように呼んでいたようです。今では、どのメーカーも日本語と同じ発音になっています。
Rolls Royce、 Ford、 Chrysler、General Motors (Buick, Chevrolet, Cadillac )など  元々英語であれば問題は全くありませんね。Chevrolet は GM が合併した会社の名前からとったもので、シェヴォレイとフランス系の人なので綴りが英語らしくないですね。アメリカやカナダを走っている自動車の中には、欧州車や韓国車などもあります。英語の話が見たいのに、車じゃしょうがないという方も多いでしょうね。ゴメンナサイ。
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What’s in a name 2

Al Capone

chicago1 誰もが知っているシカゴの有名人で、しかも悪人だったといえば この人。 Al Capone ニックネームは Scarface 、映画 The Untouchables でも有名ですね。いわずと知れたイタリア系マフィアの親分だった人。Al はきっと Alfred や Alberto かと思っていましたが、Alphonse だそうです。Capone はイタリア系の名字で、日本語での発音はアール・カポネですが、英語の発音はカタカナで書けばアル・カポーン(Al Capone)です。アール・カポネと発音しては、通じにくいのではないかとおもいます。どうでもよいかもしれませんが、あまりに有名な人なので・・・。敢えて言うまでもなく、 Al の l はr とはっきり区別して発音した方が通じやすいこと請け合いです。
その他 Franklin Roosevelt など日本でも有名な人の中に、発音が native speaker と違うことは時々あるようです。Franklin Roosevelt は、太平洋戦争終戦当時のアメリカの大統領だった人です。日本語ではフランクリン ルーズベルトですが、英語の発音はちょっと違うようです。オックスフォードのオンライン辞典で確かめられます。ローザヴェルトと聞こえませんか?
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