月別アーカイブ: 2014年4月

Virtual

 8969238685_14dd418b01_m日本語ではバーチャルとしてすっかり定着している言葉ですが、主に仮想の世界とか、コンピューター・ゲームで使われているようです。英和辞書を引くと”実際は”とか“事実上は”などと載っていて、えーっ!日本語でよく目にする “仮想的” という意味とは真逆だ。同じ言葉なのに全然違う意味を持つってどうゆうこと?

 これは、下衆(げす)の勘ぐりですが、コンピューターというか  IT 世界の功罪ではないでしょうか。オックスフォードのオンライン辞書によると、「仮想的」という意味は二義的で、コンピューターのソフトウェアが作り出した世界あるいは物としています。 続きを読む

Get out of here

Get out of here「なにうろうろしてんだよ」とか「ここから出て行け」という意味ですが、言い方により「冗談だろ」、「ウッソー」、「マジ?」という意味になります。こうゆう言い回しは微妙で、言葉では説明しにくいです。

YouTube におもしろい例があります。「熱いコーヒーを一気飲みするぞ」という話と鼻の骨を折ってみせるというちょっとグロテスクな話がでてきます。

まずは、YouTube の説明を見て下さい 続きを読む

You name it

OLYMPUS DIGITAL CAMERA Name がでてきたついでに、名前のお話の続きを・・・。

 英語圏の人の名前は、多くは聖書からきている、というか、聖書の時代からあまり変化がないようです。日本の歴史では名前はかなり変化があり、大昔から存在する名前といえば、思いつくのは太郎くらいなものでしょうか。

 Paul, Matthew, John, Mark, David , Peter などなど、まさに You name it。女性陣はというと Mary, Ann, Ruth, Rachel, Elizabeth, Maria などなど、まさに You name it です。日本語ではそれぞれパウロ、マタイ、ヨハネ、マルコ、ダビデ、ペテロというのが聖書のなか、ポール、マシュー、ジョン、デイビッド、ピーターなどが一般的。女性の場合は、ルツとラケルがルース、レイチェルくらいで、聖書の中も一般的にもあまり違いがないようです。 続きを読む

What’s in a name?

william_shakespeare 私がはじめてこの言葉を新聞広告の中に見たとき、意味が分からず、オフィスの同僚に聞きました。Shakespeare が書いたあの Romeo and Juliette の中にでてくる言葉だと教えてくれました。どうやら、英語圏で教育を受けて、まじめにお勉強した人なら誰でも知っている、といってよいほどの有名な言葉らしいです。イタリアのVerona を舞台に、互いに名門の家柄に生まれたはよいが、なぜか家は敵同士。やれ Montague 家 だ、やれ Capulet 家だと、こんがらがってしまう悲劇の恋のお話。
What’s in a name? 直訳すれば「名前の中に何がある?」。もう少し分かりやすく「名前の中には何が入っているというの?(争いの種?)」。これでは意味が通じませんから、日本語訳を考えられた方々は工夫しています。例えば、「名前がなんだというの?」とかです。ジュリエットの発するこの一言が、物語を言いつくしているという、名台詞中の名台詞として賞賛されています。

 というわけで、シェークスピア大先生とは何の関係もありませんが、今回は人の名前についてだらだらと・・・。 続きを読む