ン と ング のミステリアスな関係 (Ping-pong?)
日本語の中にあって N の音の存在は、はっきりとした地位を確保しているようには思えないのです。日本橋は 『にほんばし』 なのに、ローマ字表記では『 Nihombashi 』 と『 n 』 ではなく『 m 』に置き換えられたりしています。確かに英語表記では、b とか p の前では m とするようです。大阪市にある日本橋(にっぽんばし)はどんなローマ字表記をしているのでしょうか。市営地下鉄では M 、街の案内などは N ですね。 大阪らしく Ponbashi もありなようです。
あ東京には他にも有名な地名で、新宿という繁華街があります。『しんじゅく』と言うときは、意識しなくても N の音できちっと『ん』といいます。しかし、日本語の中では多くの場合、 N を ng とする方が好まれるようです。昔の東京訛りでは『しんじく』と言っている人がたくさんいましたね。『しんじく』というときは、『 N 』ではなく、『 NG 』の音になります。N を ん として、もっと大切に取り扱っていただけませんかというお話です。 続きを読む