So? So what? Is that so? So far
So this is Christmas and what have you done? と始まる、とてもポピュラーな歌があります。ここでは例によって、John Lennon の歌とは少しも関係ない so という単語についてのお話です。ゴメンナサイ。
あSo という単語は、日本語の「あっそう」とか「そうなんだ」などと同じように使える、便利で簡単な単語ですね。ドイツ語でも英語の so と同じように使えるようです。ドイツ語では、「Ah, So (注:英語綴りです)」と日本語の「あーそう」と全く同じ使い方なのを知った時は、思わず微笑んでしまいした。発音は、アー ゾウ と多少違いますが・・。so については、私たちも英語で 「I think so.」と言って、「私もそう思います」という意味で、すでによく使っている人も多いと推察します。
So そのままで、「そこで」 という意味もあります。何かの話をしている流れの中で、「 So I went.」 などというと、「そんでもって、おいらは行ったわけよ」とか「だから行ったのさ」という意味で使っていますよね。
So
So? と、疑問形にすると「だから?」とかいう意味になり、会話でも使われますね。特に子供は、親や大人が注意したりすると 「 So? 」 なんて語尾をつり上げて言って、生意気な感じをもって争う姿勢を見せたりします。これをちょっときつくというか、強く言うとなると「 So what?」 となるんでしょうかね。「だからなんだってんだ」と江戸弁がでてきたりします。
特に子供とのやりとりでは、時に親が返事に窮したりすることがあります。
「xx ちゃん、そんなことしたらダメでしょっ!」と注意すると。 Hey xx. You can’t do that!
「何で」ときます。 Why?
そこで親はこんな返事をすることもあります。 Because I say so. Period!
「私がそう言ったから!」という直訳ですが、この最後に period と付けていうときは、「命令よ」という意味合いが強いです。「(親の)ゆうことを聞きなさい!」という意味ですね。
If you say so.
また、夫婦の間で話し合いがつかない時や、上司や同僚から多少無理なことを言われて、諦めたというときは、力なく 「If you say so.」 など言って相手の言い分に譲ります。夫婦の間では、圧倒的に旦那がこう言って一歩引いて、譲る場面が多いようです。この「あんがそう言うんなら(仕方ないからそうするよ)」という言葉は、夫婦円満、平和な家庭を維持するキーワードの一つかもしれません。
Is that so?
これはちょっとくせ者です。日本語の「あらそう?」とか「あっ、そうなんだ」という意味になりますが、使い方があるようです。that は、相手が言った直前の言葉全体を受けますから、全体に対して「そうなの?」という疑問を差し挟むことになります。分かりやすくいうと、口論をしていて「そんなことを言うんだったらね」というような状況で使うようです。
あ相手の話に相づちを打ったりする時は、なるべく、Is it right? とか Is it true? とかですが、 A ha とかが絶対にお薦めです。これなら、賛成も反対もしていなくて聞いていますよという合図になります。特に電話などで、相づちを打たないと Are you listening? とか Are you there? なんて言われかねないので A ha とかで適当に相づちを打つことがお薦めです。
相づちを打つつもりで 「Is that so?」 というと、「私の意見はちょっと違うんだけど」というニュアンスがにじみ出てくるようです。言うときは、疑問形ですが語尾を上げないようです、というか、むしろ下げ気味で、アクセントは that にあります。
こんな例をあげてみました:
Daughter : You’re always telling me what to do. You think you’re perfect. I don’t like it.
Mother : Is that so? You can move out of my house anytime you want.
といった具合ですかね。もっとも、口論していなくても、自分の意見はちょっと違うというニュアンスを出したい時は、ソフトな言い方で、この表現がピッタリです。上の例では、Is that so? はかなりきつく言っています。英語のサイトですが、ここで詳しく説明しています。
So far, so good.
「これまでのところ、まぁまぁうまくいってますよ。」という意味です。いい意味も悪い意味もありません。仕事のことで同僚や上司から進行具合を聞かれた時などにも使います。
Boss : How’s going?
Mr. X : So far, so good. Boss.
Boss : Good.
といった流れですかね。So far という表現は「これまでのところ」という意味で、よく使われます。So far, so good を言い換えると We don’t have serious problems so far for the project. などとなる一例です。
Mr. So and so
これは、誰それが、という意味で、ある人物がこう言っていたとか、あーした、こーしたという時の匿名性の高いというか、誰でもいいような、出所をぼやかすような時に使うもので、決して実在する特定の人を匿名にしたりぼやかしたりする時に使うことはないと思います。例えば、go という単語の使い方を説明をする時に、 Mr. so and so goes to his office. You go to school. などと説明に使いますよ。
その他にも結構私たちも使っている so so なんかがありますね。まぁいいかもね、とか、そこそこいいでしょうというときに使っていますね。It’s so so. これはいろいろと応用範囲が広くて、人にも使用します。仕事の面接の後、彼はどうでした? というような質問がありますね。 How was he? 返事は Well, he is so so. で acceptable なのか unacceptable なのか迷うような状況ですね。希望とはちょっと違うけれど、どちらかというと acceptable という意味でしょう。まっ、次の人を見てみましょうというところでしょうか。
ついでのついでですが、very の意味で使われたりするのはよく知られていますよね。very good を so good と言ったりしますね。皆様、よく知っている言い方に So long もあります。
So this is the end.