Get out of here

Get out of here「なにうろうろしてんだよ」とか「ここから出て行け」という意味ですが、言い方により「冗談だろ」、「ウッソー」、「マジ?」という意味になります。こうゆう言い回しは微妙で、言葉では説明しにくいです。

YouTube におもしろい例があります。「熱いコーヒーを一気飲みするぞ」という話と鼻の骨を折ってみせるというちょっとグロテスクな話がでてきます。

まずは、YouTube の説明を見て下さい

  分かりました?これが分かるくらいなら、英語茶屋になんかくるはずがない、などと言わないで下さいね。ビデオの中でも注意を喚起していますが、使い方を間違えると「出て行けー」ってことになります。言い方のニュアンスをまねて下さいね。ただ、この expression は、アメリカやカナダでは通じるようですが、イギリスやオーストラリア、ニュージーランド、南アフリカなんかでも通じるかどうか分かりません。英語圏以外では、まず、北米からの人でないと通じないかもしれませんね。オーストラリアに行ったら試してみてください。

コメディのTVドラマに例がありました

 次は、実際の会話例です。これは、Sitcom (TVドラマ) の一場面を参考にしたものです。このドラマ、YouTube には登録されているんですが、通常では見せてくれません。会員制の TV on Demand となっています。ケチですねー。これは、20年以上も昔に人気のあったTVドラマですが、今更、金を取って見せるだなんてねー。
愚痴はともかく、登場人物は3人です。シチュエーションとしては、スエーデン
の田舎からA子のいとこB夫が、ミネソタ州の女性と arranged marriage で結婚するため、アメリカはアトランタにやってきました。A子とは初対面。A子はC子と家をシェアしている。登場人物は、皆、結婚適齢期後半といったところ。

トントンと玄関のドアをノックする音。待ちかねていたA子がドアを開けるとB夫が立っている。

B夫 「いとこのA子さんですか?」と、ドアから入ってくる。

A子 「ええ、従兄弟のB夫さんね。初めまして。」 二人がハグしていると、C子が現れる。

C子 「噂は聞いてますよ。結婚するんですって? おめでとう!

B夫 そうなんです。でも、女性との経験があまりないから、うまくいくといいのですが・・
あいうみたいなことを言うと。

C子 A big, strong, handsome thing like you. Get out of here.」 と、からかいます。
あいうB夫は、ヨーロッパの田舎から来たばかり。この expression に不慣れ。言葉通り受け取って、

B夫 「そうですか、失礼しました。短い間でしたが、お世話になりました。ありがとうございました。
あいう と家を出て行ってしまいます。B夫は、英語を話すものの俗語にまで通じていないので、
あいうご冗談でしょ」という意味でしたが、勘違いして「それなら、出て行け」と言われたと思ったからです。あいうコメディでは、こんなふうに、英語に慣れていない人をからかうときに使われるシーンの一つです。

Get Out  of Here ではまぎらわしい

 冗談だろ、ほんと?、うそでしょ、などというときの表現には、You must be joking.  You are joking.  Are you joking? などが代表例でしょうか。こちらの方がふつうに使われる standard な言い回しです。 joking を kidding に置き換えても同じ意味です。 You gata be joking (kidding). と言えばかなり口語そのものです。さらに、

    You are lying.  Is that true?   You don’t say.

 こちらも、get out of here よりふつうです。まぁ、実にいろいろありますねー。

「冗談でしょ」というときの、Get out of here の言い回しというか、使い方が分かってもらえるとよいですねー、という希望を持ってこの回を終わります。

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