Texting and Driving

Ford-T 現代日本も都市部を離れると、車社会といっていいと思いますが、広大な土地を広く広く使っているアメリカでは、建国以来の車社会と言えますよね。昔は馬車でしたが、T 型フォード(Ford Model T)が発売された1910 年代頃からは自動車による時代の到来とでもいいましょうか explosion of personal motorization ですね。
昔から車の運転といえば、いつも問題になるのが飲酒運転(drinking and driving とか drunk driving )です。どんなに車の装備やデザインが進化しても運転する人に信頼がなければどうにもなりません。まさに、走る凶器となります。飲酒運転はどこの国でも問題で、撲滅にいろいろと工夫を凝らしているようです。アメリカのように広大な国では、州によってはおおらかなところがあるかもしれません。例えば、法律により、この位までは飲んで良いとかです。ちょっと町を外れると、まっすぐな道路になり前からも後からも車が殆ど来ない、信号も殆どないという場所も多いことでしょう。そうなると、車の運転に集中しようとしても、どうしても集中力が途切れてしまいますよね。だったら、ちょっとくらい飲んでいてもいいだろうという気持ちになりやすいかもしれません。今のアメリカでは飲酒運転に加えて Texting and Driving が大きな問題となっています。

100_1175 Texting and Driving という言葉は、まだ日本ではあまりなじみがありません。文字を入力しながら運転するということです。右の写真がそうです。日本の道路事情ではちょっと考え難いのですが、道路が比較的すいているアメリカではの話といえます。
日本では運転しながらメールを打つというのは、少々考え難いですよね。もっとも、日本でも運転しながら携帯電話やスマホで通話しながら運転している人を見かけることはあります。ルール違反ではありますが・・・・。まして、メールを打つとなると、キーボードを見なければならないので前方不注意どころではありません。当然のことながら、大事故に繋がる可能性が高いため、社会問題化しているようです。

north dakoda2 アメリカでは、16歳になると正式な運転免許証が取得できる州が多いと聞いています。高校生が車で通学することもまれではありません。あるアメリカの統計では、女子学生の約80%、男子学生の約60%が Texting while Driving を経験しているそうです。かなり深刻な問題らしく、 YouTube には多くの動画が投稿されています。中には目を覆いたくなるような、とんでもないグロテスクなものもあります。それでも削除されないのは、問題の深刻さを伝えるためなのかもしれません。興味がある方はご覧ください。とてもここには紹介できません。

 東京や大阪、名古屋というか、たぶん全国的に、スマホを見ながら歩く人のことが話題になっていますね。さすがに、歩きながらメールを打っている人は、未だ見たことがありません。たいていは、メールを読んだり、ゲームをしている人が多いですね。中には駅のホームから落ちたり、電車とぶつかったり、人とトラブルになったりすることもあるようです。

 ここは、そんなスマホの使い方について、説教じみた話をするのが目的ではないのでやめますが、今の自動車の機能や装備の発展具合からすると、それほど遠くない時期に Texting while Driving や Phoning while Driving などは、全く問題でなくなるかもしれません。しかし、飲酒運転についてはどうなるんでしょうか。やっぱりダメでしょうね。きっと。

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