One apple a day keeps the doctor away.
これはよく使われる格言とでもいいましょうか、「一日リンゴ一個で医者知らず」といったところです。アメリカ人はリンゴが好きな人が多いようで、スナックとしてオフィスでも学校でも家庭でも皮ごとかじっています。リンゴをバッグからとりだしてジーンズの上でごしごしとぬぐって食べたりしています。私にはひどく不衛生に映りましたが、本人はそんな視線を全く気にすることなくガリガリ楽しんでいました。
その年の新しいリンゴがとれる時期になると、スーパーマーケットにはリンゴが山積みになって安く売られます。思い出す限り種類はそれほど多くなくローカルでとれたものを売っている感じです。青いリンゴも出回りますが、赤いものほど人気がないようです。リンゴは年中売られていますが、夏になるとさすがに冷蔵保存の限界なのか味が落ちてきます。日本では保存状態が良いのか、味が落ちたというはっきりした傾向はないようです。
りんごは確かに体によいようですが ・・・
一日一個リンゴを食べると体にいいと言われても、日本では少々事情が違うような気がします。スーパーで売っているリンゴは安くても一個あたり100円はするし、ちょっと良いものになると250円とかで売られています。それに、アメリカのスーパーで山積みになって売られているものよりサイズが大きいです。アメリカで売られているような、サイズが比較的小さいものは、日本では産地で土産用として安く売っていますが、スーパーや市場では2級品とか3級品となり扱ってくれないようです。
というわけで、立派に育ったリンゴを毎日食べるとなるとスナックとしては大きすぎて腹もちも良いので、覚悟してかからないと食べられません。それに、250円もするリンゴを毎日食べるとすると、月30日として7500円かかります。サプリでもこんなにはかからないものも多いし、100円としても3000円かー(大きなため息)。
近所のスーパーで売っているリンゴはスナックとしては私には大きすぎて、半分くらいがちょうどよい量です。そのくらいを考えておけばよいのでしょうか。だいいち、月々7000円もかかるんじゃ、医者には遠くなるかもしれないけれど、ATMが近くなりそうで、この格言通りにはいかない気がします。少なくとも私にはと限定しておきます。
健康食品ですね
健康志向の強い人が多い日本ですから、リンゴ健康法などと銘打ったサイトを見てみるのもおもしろいかもしれません。そういえば、ニンニクを使用したサプリや健康商品が目立つのに比べるとリンゴはほとんど見かけないですね。
An apple a day keeps the doctors away. という表現もありです。One か An かどちらもOKです。
リンゴは確かに栄養 が豊富な果物で、薬効もあるようです。奇蹟のリンゴ という映画にはリンゴが日本に渡ってきた経緯や、なぜリンゴが青森県地方に適していたかなど簡単に説明し ていました。この動画は立ち上がりにちょっと時間がかかります。
べつにくどくど説明されなくても、リンゴは体によさそうだとはおもいますが、医者知らずとまでは言えないような気がします。これをそのまま宣伝広告の キャッチコピーとして使用したら、日本では薬事法に抵触するかもと注意を受けそうですよね。