a piece of cake

desseert2 休みの日の朝、朝食に夕べの残りのケーキで済ます、なんてこともありますよね。朝メシ前にケーキですか?いや、朝メシ代わりにケーキですね。A piece of cake ケーキが一切れということですが、朝飯前のこと。いえ、食事のことじゃなくて、そんなの簡単だよ、という時に使う表現の一つです。 It’s easy for me と言えばよさそうですが、生きた会話では、わざわざ、こんな言い方をするんですね。主に口語ですから、使い方は簡単です。「~ できる?」と言う質問に対して、簡単だよというと言うことを強調して返事をするときは、 a piece of cake というわけです。スキー場でちょっときつい傾斜を降りようとするときに、大丈夫?、と聞かれたら、自信があれば a piece of cake と返事して滑り降りたりします。ひっくり返ったらどう返事するかはあなた次第です。手短な例が見当たりません。

No problem など、他にもいろいろ

 A piece of cake と言うときは、自信満々という様子を体全体でみせましょう。「そんなの簡単だよ」という言い方は、他にもいろいろあります。一番は、No problem でしょうね。No problemo なんて、メキシカン風に言っているのを聞くことも頻繁です。次は、 No sweat 汗なんかかかないよー、ということですか。下のビデオ Family Album USA は、YouTube からの 英会話教材です。エピソードは、ずばり、 a piece of cake です。楽しくストーリーが進むように工夫されていておもしろいです。少々長いですが、3つの act (幕)から構成されていて飽きさせません。妻の Marilyn がエアロビクスの上級クラスに行ったら、激しくて体のあちこちが痛いと始まります。ふん、エアロビクスなんて a piece of cake と言ってからかう夫の Richard Stewart 。そこで、負けた方が食事を作る賭け(bet)をします。最後は、how many と how much の話です。ブロッコリが uncountable なんてオマケもありますから、ぜひ見て下さい。

 ビデオの中では、it’s a snap とか Not feel a thing なども紹介されていましたね。それと、このコントのすばらしいところは、反対の表現もきちっと台詞に入っていることだと思います。
A piece of cake とか no problem の表現は、覚えるなら No problem でOK でしょう。その他の表現は、そんな言い方もあるんだとか、聞いたときに、そういえばこうゆうことだったと思い出す程度でよいと思います。こうしたビデオからは、言うときの状況などもよく分かり、生きた会話への応用も利きますね。

The icing (frosting) on the cake

 icingCake を使った表現でケーキとは関係ないにものに the icing on the cake というもあります。icing や frosting とは、ケーキの上にかける白くて甘いアイシングのことです。つまり、お飾りとか、必要ではないがあれば(作品や経歴などに)花を添えることになるようなものを指しますが、悪い意味でも使われるようです。

 ついでに、上のビデオが始まって5分50秒くらいに、Richard がエアロビクスのクラスに電話した後で、all set という表現がでてきます。準備完了という意味です。すべて揃ったということです。使用頻度はある程度あります。更についでですが、lettuce を勘定するときは head of を使用していますね。例えば、 two heads of lettuce とかです。

Fruitcake

 その他、cake にまつわる表現には fruitcake などというのもあります。ちょっと変fruitcakeわってるというときの、軽い意味です。strange と言ったら、きつくなりすぎるようなときの表現で She is a fruitcake などというようです。
写真のフルーツケーキは、上にいろいろな果物を載せたものです。他にも、パウンドケーキの中に、ナッツ類やフルーツの細切れを混ぜたものもあります。どちらも、フルーツケーキは普通のケーキとはちょっと違う、ということから来たそうです。言うまでもなく、味はふつうにおいしいですよ。それにしても、フルーツケーキは、作るにも手間ひまかかって大変そうです。とても、a piece of cake とはいきそうにありませんね。

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