Whata hell is this?

Whata hell is this?

what hell is this? さぁさ皆様、ここに現れたるは、がまの油ならぬ英語の expression ですが、この表現は学校ではまず教えてくれません。絶対に。受験にも出ません。絶対に。第一こんなタイトルを書いただけで、大きなひんしゅくを買ってしまいます。汚い英語の代表格の登場です。英会話学校でまじめに英会話を習っている方、およびまじめに英語を勉強している受験生の皆さんたちは、ここは読んではいけません。絶対に。すぐ、ほかのサイトに行ってください。また、この表現を英会話学校の先生に確認したりしないでくださいね。絶対に。 Whata hell are you talking about? なんて逆襲されるかもしれません。

仲間うちの会話のスパイスとして

 でも、この表現は実によく耳にする機会があるのですよ。Sitcom (シチュエーションコメディ単にTVドラマとして理解してくださいね)にはもちろん、映画やお上品でない仲間内の日常会話などにでてくることが多いようです。hell があるからといって地獄とは全く関係なく、言ってしまえば、単に語呂がいいからこんな表現が好まれるのではないかと推測しています。そうです。推測の域を全く出ません。

 実際に生きた会話の世界では、こうした表現は話にピリッとした味付けを加え、生き生きした会話になるようにもみうけられます。しかし、Native speaker の人から見ると、基本の会話がおぼつかないのに、こうした表現を多発する人は感心しないとのことでした。このようなことが分かる印象深い映画に、グラン トリノ というのがありました。アジア系が多くなったアメリカのカリフォルニア州などの西海岸の状況をうかがい知ることができます。

でもやっぱり品がない

 hell ではあまりにガラが悪い、あまりに品がない、汚なすぎるとお考えの紳士達は、どうしても会話にメリハリをつけた表現にしたいとき、 What heavens is this? とか What on earth is this?  などと言い換えて、体面を保つようにしているようです。英語はおもしろいことに 地獄と言うとき、Hell は一つしかありません。 地獄そのものではなくても、通常は、冠詞なしです。 a hell でも the hell でもありません。それに引き替え、heaven は複数形があり、多数あるようですね。日本の文化は逆で、地獄には ×× 地獄などいろんな種類がありますが、ふつう極楽は一つしかありません。「だから何だ」と聞かれても困るのですが、単に、英語との違いをおもしろがっているだけのことです。スイマセン。ダンテの 神曲 にはさまざまな地獄が出てきます。

 hell の入った通常の言い方の例では、go to hell とか I’ll make your life hell (あんたの人生が地獄になるようにメチャメチャにしてやる) なんというのがありますが、いずれにしても、喧嘩を売るような表現ですね。まぁ、言い方により冗談っぽくなるかもしれませんが。使い方には気をつけないとイケないでしょうね。参考までに、私は、英語で喧嘩するような度胸がないから、使ったことがありません。

こんな風に使うという例です

 さて、whata hell is this? はどんな状況で使うのがよいか、こんな状況です。この画像の最後で「何ですかコレ」と言いますが、まさにこれが Whata hell is this! です。著作権の関係とかで削除されていたら申し訳ありません。ごめんなさいです。これほど適した画像はないのですがねー。

What fresh hell is this? なんていう variation もあります。

 この表現では、 fresh にそれほどの意味はないと考えられますが、いつもいつも What hell is this? ではつまらないのでちょっと変わった言い方にしてみたといったところでしょうか。fresh hell なんていうのも何かおもしろい表現ではありませんか。このビデオは、昔人気のあった sitcom の Frasier (フレイジャー)というシリーズの一場面です。 Frasier がカフェで休んでいるところへ弟の Niles (ナイルス)が偶然、立ち寄ったところ。兄が居たので 「Hello, there」 なんて声をかけたが、兄の方は邪魔されたくなかったような場面でしょう。「げっ、なんてこった(お前かよ)!」 。ところで、 Hello, there の there にも特別な意味はないとおもいます。しいていえば、そこのあなたに、でしょうか。 Hi there なんて言い方もありますからね。こんな言い方をするんだと理解しているのがよいような会話体といったところでしょう。このTV シリーズは YouTube で見ることができますが、ちょっと言い回しが高級で、私には分かり難い箇所が多いですね。 

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