英語の読む書くという勉強の参考になりそうなサイトの紹介で~す。
ビジネスで英語を使用する場合、書く力を増進するにはどうしたらよいか、Writing コースの先生に聞いたことがあります。返事は一言。「とにかくよい文章をたくさん読みなさい」とのことでした。
ここで紹介するのは、個人的な偏見で選択しています。当たり障りのないものばかりです。仕事で使用する英語力の基礎は、盤石な仕事の知識です。どんなに英語ができても、仕事内容があやふやでは、ビジネスの相手に正しい情報を伝えることは難しいです。当たり前ですね。無駄に英語がうまいなんて言われたくありませんよね。
ああんたに言われたくないという感想が聞こえてきます。ですから、一般的な文章に加えて、専門分野の英文も必要です。例えば、銀行関係であれば銀行の仕事内容に加えて、英語の銀行関係の雑誌とかサイトを見て、勉強されていると思います。
おすすめの雑誌です。
まず紹介するのは、Time 誌です。よくご存じのように、長い歴史を持つ優れた週刊誌です。文章は、英語を書くときの参考になる基準としてお薦めできると思います。しかし、とにかく、取っつきにくいですね、私には。難しい単語も多く、一冊あれば一ヶ月以上、十分に勉強材料になります。ただし、一般の書店には置いてないのが残念です。図書館によっては置いてあるかもしれません。公式日本語サイトがあります。
次は、Newsweek 誌です。Time に比べると遙かに読みやすいです。ということは、教材としては取っつきやすいです。たぶん、辞書を参照する頻度は少なくなると思います。明らかに Time とは編集方針が違うようです。日本語版は書店にありますが、英語版は入手が困難かもしれません。公式日本語サイトがあります。
上の二つは、ビジネスの分野別記事や芸能・スポーツなどもあり、広範囲の英語力がつく勉強が期待できます。また、管理人の印象では、日本の週刊誌や雑誌と異なり、文責も明確な上、何よりも ~によると、とか ~氏の話ではといった責任回避をするような書き方があまり見当たりません。この辺は、文化の違いなのでしょうか。
英語には、ビジネスや報告書、科学文書などの場合、書き方に一定の決まりがあり、どの雑誌もその決まりに沿って書かれています。どんなことかは最後の方を見てくださ い。とにかく、読みまくってなじむことが勉強になるかと思います。以上の二誌は推薦できるのですが、簡単に購入できません。 各サイトに行き、興味ある記事を PDF に印刷したりして教材にする方法が、役に立つかもしれません。
おすすめの雑誌その2です
次の例は、Reader’s Digest です。非常に読みやすく、とりあえず、英文を書くことを勉強するために教科書的ではない、生の英語に触れるためには有効なのではないかと思い、取りあげました。中にはジョークなどもありますが、こうしたカラムは、かえって理解するのが難しいかもしれませんね。図書館によっては置いてあるかもしれませんが、簡単に入手することができないのが残念です。
これも、通常、書店で購入するのが難しいですが、大きな書店では買えるかもしれない英語の雑誌は、 National Geographic です。これも歴史は古く、戦前から続いています。内容は格調高い文章なので、読みにくいというより、辞書を引き引き読むような雑誌です。教材としてはふさわしいかどうかは分かりませんが、よい文章をたくさん読むという目的にはかなっていると思います。宇宙から海底まで自然や人間の文化など広い範囲の話題が豊富です。公式日本語サイトがあります。日本語版も出ています。英語版と両方買って対訳のように読むのは推薦しません。どの雑誌も日本語版は、対訳が目的ではないでしょう。
お薦めの新聞社・ニュースサイトの紹介です
英語のサイトとしては、有名な所では The New York Times The Washington Post The Wall Street Journal などがあります。その他、都市名をつけたローカルな新聞社も多数あります。例えばサンフランシスコには San Francisco Chronicle といったぐあいです。この中で、ウォール・ストリート・ジャーナルの日本語サイトには 「WSJ で学ぶ経済英語」というカラムがあり、参考にはなると思いますが、日本語のニュースに関しては、会員登録(有料?)しないと殆ど見ることができないので、あまりお奨めできません。次に紹介するロイター社が絶対お勧めです。
ニュースといえば、1815年にワーテルロー( Waterloo 発音はここ)の戦いでナポレオン軍に関する情報をうまく利用して、巨大な富を築いたロスチャイルド家。彼らは、その後も通信事業を支配するなど情報を駆使して世界中に富を構築した金融ビジネスのリーダーでした。世界最古の通信社といわれるフランスの AFC に雇われていたポール・ロイターがイギリスに通信社を開き、ロスチャイルド家との関わりが始まりました。長い歴史を持つロイターのアメリカ版はここです。日本語のサイトでも十分な情報量を提供しています。他の日本語サイトでは見ることのできない世界の情報が読めます。
あ忘れてならないのが CNN です。日本語の無料サイトには、ニュースの量は多くありませんが、国際情報のヘッドラインが分かります。CNN の TV 放送への勧誘が主目的でしょうが、CNNj には放送された原稿の原文(英語)が無料で見ることができます。大いに参考になることは間違いないでしょうね。日本の新聞や TV だけ見ていては、世界の情報が不足すると感じている人にはロイターに次いで必見のサイトです。CNN 以外は新聞社ですから、当然、毎日更新されています。こうしたサイトでは、ロイターを除くと、無料で読める記事の数が制限されていることが多く、もっと読みたければ有料になります。外国のニュースサイトでは、Warning が来るまでは無料で楽しめます。
あ英語のサイトとして見逃せないのは何といっても Japan Times ですね。老舗の実力を発揮しています。その他、世界のニュースの老舗となれば ロイター社をおいて他にありません。
こんな読む練習はいかかがですか
勉強方法に一つだけお伝えしたいことがあります。偉そうなので、気分を害さないでくださいね。~~~それは、教材として利用するときには、なるべく、文章を逐一訳していくという方法ではなく、とにかく一つの paragraph を一気に読み切り、何が書いてあるかまとめるような読み方の練習です。辞書を引きながらでもよいですが、とにかく、段落を一気に読むという方法はどうでしょうか。確認のため、逐一訳してみるのは大切ですが、英会話と同じで、一々訳しながら考えるというのは上達の妨げになるというか、悪い癖がついてしまうような気がします。
トピック センテンス
英語のビジネス文では、(ご存じの方も多いとは思うのですが)、各 paragraph の先頭やなるべく頭の方に、その段落では何を言いたいかという sentence を置きます。これを topic sentence といいます。例えば、「私は、本プロジェクに関してこう結論づけました。云々。」次の段落では、「最初に調査したことは~~です。(続けてその内容)」といったように、何を伝えたいか最初に持ってきます。paragraph によっては、必ずしも topic sentence が存在しないこともあります。ここに紹介した優良雑誌には例がいくらでもあるのですが、無断引用は著作権の侵害になりますので一応やめておきます。このブログのようにマイナー中のマイナーなのが、お咎めを受けるはずもないのですが、一応社会のルールなので、悪しからず。~~ ついでながら ~~ ビジネスや論文などでない、一般の本や小説などは、この限りではありませんので、 topic sentence を置いたりしなくてもよいようです。
また、各 paragraph の中では、内容は時系列に書いていきます。「2014年3月には~が発売になりましたが、2011年8月には~がありました•••云々」ではダメなようです。さらに、文書全体でも、 paragraph 自体を時系列に置く必要があります。話の順序が前に戻ったり、後に飛んだりということは論外ですよね。文法にこだわり過ぎないこともあります。例えば、過去のある時点の話をしているので、さらにその昔のことは過去完了で書くといった必要性はあまりないようです。日時が明確であれば単純な過去形でよいようです。
アメリカやイギリスを中心とした、英語圏文化では、報告書やビジネスや科学論文などには、一定のルールがあり、これらを踏まえることが大切なようです。そうしたルールは、結局、早く正確に内容を伝えるために作られているのだと思います。故ケネディ大統領は一分間に3000文字を読んだと聞いたことがあります。こうしたルールがあるからではないかと思います。
さらに提案なのですが・・・・
英語を読むことに慣れる方法としては、興味がもてる簡単な本や小説を読むというのはどうですか?例えば、 Harlequin などですが、とっつきやすく面白いということで英文になじむにはよいですね。これは女性用なので、男性用となるとトムソーヤーの冒険とか不思議な国のアリスといった本になりますかね。あくまでも、英文になじんで、ズンズン先へ進む読み方の練習として考えていただければよいかと思います。やはり 次には Reader’s Digest 位しか思い浮かびません。あまりよい提案ではないかもしれませんね。英語に慣れていただければという願いから、つい書いてしまいました。
そういえば、英語を読む練習にポルノ小説を読んでいるという輩がいましたね。先へ先へと読みたくなるし、表現も簡単で分かりやすいと本人は悦に入っていました。確かにそうかもしれませんが、怖い落とし穴としては、ビジネスや何かの集まり(学会とかパーティ)とかで話している時に、うっかり、ポルノ小説からの単語が出たり表現が出たりすると回りは怪訝な表情になり、コイツはどうゆう人間なんだと心の内で思われますよ、絶対に。人格を疑われたりしたらビジネスもお付き合いもありませんからね。やはりまっとうな本を読んで地道に勉強するのが一番です。一度失うと取り戻すは大変です。というか、相手が外国人だったりするとほとんど不可能に近いですよね。信用も信頼も人間性も・・・・ですよね。